お出かけ隊欧州遠征 ザルツブルグとウィーンのクリスマス ⑱ ☆ウィーン街歩き
ツアー6日目の朝。
この日も一日フリータイムです・・・・・
お出かけ隊は、午前9時にホテルを出発。
「今日もウィーンの街を楽しもう!」
と宣言し
ホテルを出ましたが、この日は曇り空・・・・
「昨日、馬車に乗って良かったじゃろ!」
とほくそ笑む白熊二代目隊長
この日は、現地ガイドさんがつきます・・・・・
このクマさんは、ホテルのギフトショップに勤めていた子で先ほど白熊二代目隊長がスカウトし、市内ガイドとしてお出かけ隊を先導します。
ハキハキとした態度の大変性格の良いクマさんですが、ショップの奥の棚の上に置かれ、5ユーロという破格の値段で売買されたのでこのクマさんには人知れぬ苦労があったことでしょう・・・・・
「では、まずはホテル前のクアサロンからご案内します。クアサロン(Kursalon)は、ウィーン市中心地にあるゴージャスなコンサートサロンで、黄色い外観が目立つ大きな美しい建物です。ここは、Sound of Viennaという会社が運営し、サロン室内楽団アルト・ウィーンが演奏するコンサートが評判で、コンサートは毎晩のように夜8時15分から開かれています。」
続いて、市民公園へ・・・・・
「市民公園 Stadtparkは、1862年にウィーン改造計画の一環として建設されたウ ィーン初の市立公園です。緑豊かな園内には、シュトラウ ス、シューベルト、レハール、ブルックナー、などの大音楽家そして画家の像があります。」
「こちらが、皆様良くご存じワルツ王のヨハンシトラウス2世の像です。この像だけ金 色で光り輝いて います。記念撮影をされる方はどうぞ・・・」
というわけで、全員記念撮影。
「白熊二代目隊長さまの希望により、ここからトラムに乗ります。」
「よっしゃー!」
と、機嫌よくトラムの乗客となった白熊二代目お出かけ隊隊長。
流れる景色をしばし楽しみます。
シュバーデンプラッツで降りようと思いましたが、トラムがリンク道路をはずれ、郊外へ向かうようなのでそのままひと区間だけ乗車しました。
見知らぬ街角・・・・・
いつの日か、トラムに乗ってこの先のまだ見ぬ場所へ行きたい白熊二代目(乗りもの好き)です。
さて、ガイド君、
「この川は、ドナウ川の運河です。」
「青きドナウの岸辺に🎶 生まれた一匹のクマ🎶
と歌います・・・・・
さて、お出かけ隊はローテントゥルム通りを歩きシュテファン寺院を目指します。
おなじみの、白熊十四代目です。
「二代目さーん、ここでお土産買うんでしょー」と叫びます。
買い物の後は、シュテファン寺院を見学し、
グラーベン通りへ
愛知県名古屋市内から来たYABATON(矢場とん)君。
ガイド君から教わったある場所へ・・・・・
「Cafe Mozart」(カフェ・モーツアルト)です・
昨日、馬車に乗った後見かけたお店で、たくさん人が並んでいましたが・・・・・・
「今日は空いてますよー」
「ウィーンには歴史あるカフェがたくさんありますが、その中の1つ「Cafe Mozart」もとても有名な伝統的なカフェです。最初にこの場所にカフェが出来たのはモーツァルトが無くなった3年後の1794年。1882年に一度カフェは閉まりますが、1929年、今の建物に「Cafe Mozart」としてオープン。現在に至ります。内装はキレイに新しくされていますが、高い天井やカフェの外観からは昔の面影を見る事が出来ます。」
「このカフェ、1949年のイギリス映画「第三の男」にも登場するんじゃろ!」
「第二次世界大戦後、オーストリアの首都ウィーンがアメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4カ国統治下にあった時代を背景にするサスペンス映画。1950年のアカデミー撮影賞を受賞した作品でもありますこの映画に「Cafe Mozart」が登場しているのでございます。」
と口を挟む白熊二代目お出かけ隊隊長
モーツアルト・トルテを注文しました。
そして、小さなマシュマロがトッピングされたホットショコラが運ばれてきました。
モーツアルト・トルテ とても美味しかったです😃
白熊二代目親子は、記念撮影です。
ホットショコラで口の中が甘くなったので、紅茶を注文。
そしたら、シュガーの棒がついてきました・・・・・・
「Cafe Mozart」は、 ウィーン国立歌劇場の裏手、そしてアルベルティ―ナ美術館の向かいにある、とてもおしゃれでエレガントなカフェでした。
「それでは、次に参りましょー」
やってきたのは、ホーフブルグ宮殿。
「ウィーンのホーフブルク王宮は、世界最大級の宮殿複合体です。最古の部分は13世紀に建てられ、最新部分は20世紀初頭に完成しました。ホーフブルク王宮は1918年まで、歴代ハプスブルク皇帝の居城であり政権中枢でした。現在は数多くの博物館に貴重な文化遺産が展示されているほか、スペイン式宮廷馬術学校、会議センター、オーストリア共和国大統領官邸があり、隣接して歴史的なヘルデンプラッツの広場があります。」
「ここは昨日も来たんや!」
「それよりも、ミヒャエル広場のクリスマスマーケットを探検や!」
とても小さなクリスマスマーケットですが、洒落たアクセサリーやクリスマスオーナメントを売っています。
白熊二代目は、ここでクリスマスのブローチを購入。
この日は月曜日、そしてまだお昼前なので馬車がたくさん待機していました。
「さあ、次はお土産を買いに行くんや。」
と、ミヒャエル教会をバックに宣言し、
コールマルクトを快走し、
やってきたのは、ウィーンの皇室御用達カフェ「デメル」
「ウィーンの二大老舗カフェといえば、ザッハトルテで有名なカフェ・ザッハーと、ここデメル(Demel)でございます。この二つのカフェは、どちらもハプスブルク家や貴族との関係も深くケーキも有名でございます。それに伴い、わしらもここのケーキをお土産に購入する使命を帯びてやってきたのでございます。」
と、この店にやってきた理由を述べ、
「1786年、モーツァルトがウィーンで活躍していた頃、現在のデメルからほど近い王宮の横には、旧ブルク劇場がございました。この楽屋口のすぐ横に、Ludwig Dehneが作ったケーキ屋さんが、デメルの始まりと言われているのでございます。」
「このお店は、王宮と劇場のすぐそばという地の利を得て、ハプスブルク家御用達ケーキ店になり、人気を博すのでございます。」
「その後、ケーキ職人だったChristoph Demelが店を継ぎ、当時のウィーンの上流階級が顧客となります。美貌の皇妃エリザベートの好んだスミレの砂糖漬けは、現在でも店頭に並んでいますし、女優のカタリナ・シュラットや、宰相メッテルニヒの孫で社交界の花形だったパウリ―ネ・フォン・メッテルニヒも、ここのお菓子を好んだと言われているのでございます。」
とデメルの歴史を語りだす白熊二代目お出かけ隊隊長
「ウィーンの都市改造に伴い、劇場が取り壊されて王宮の一部が改築されたため、1887年に今の場所に移ったのでございます。」
「1919年にハプスブルク帝国が終焉を迎えた時、デメルを取り仕切っていたのは、クリストフの未亡人のアンナ・デメルでございました。当時禁止されていた貴族の称号や、皇室御用達の呼称の使用も続け、昔ながらの経営を続けていったのでございます。彼女の名前を通したアンナトルテは、名物ケーキの一つでございます。カフェ・ザッハと同じく、デメルも女主人が、揺れ動く時代のかじ取りをしていたわけでございました。次の代のクララ・デメルは、貴族の末裔の芸術家と結婚し、デメルの美的センスはぐっと上がっていったのでございます。ウィーン工房などの世紀末デザインを取り入れたパッケージは今なお愛され、デメルのショーウィンドーはウィーンの名物にもなっているのでございます。」
白熊二代目お出かけ隊隊長の非常に長いお話しでした・・・・・・
「白熊二代目さんは、ウィーンについて本当によく勉強されていますね、」
と感嘆の声を上げるガイド君
「さて次はどこへ行きましょうか?」
「やはり、クリスマスマーケットですね。」
と案内されたのは、アム・ホーフ教会前のクリスマスマーケット
このクリスマスマーケットは、旧市街の奥に位置し、そのロケーションから、観光客の姿は少なめです。
ここのクリスマスマーケットでは、食料品や、
工芸品などが並べられています。
珍しいクッキーも売られていました。
人はまだ少ないマーケットをどんどん探検します。
ちなみに、アーム・ホフ教会は、アムホーフ広場に面した白亜の教会で、内部はバロックの豪華な装飾で彩られています。」
昨日、馬車に乗りながら見たクリスマスマーケットは、
とても魅力的な品ぞろえ。
観光客は皆無で穴場的存在です。
「色々買い物できたんや!次はどこへ行くんや!」
「さて、お次はアムホーフにもほど近い広場、フライウングのクリスマスマーケットです。」
ここも穴場的存在。
お出かけ隊、ワクワクしながら探検します。
先ほどのクリスマスマーケットとは微妙に品ぞろえが異なります。
歩いて歩いて、
クリスマスマーケットを堪能し、
お出かけ隊は次へ向かいます。
歩道にもお店が出ていて、
いくら歩いても飽きさせません。
お出かけ隊は、
ある建物の中に、
パッサージュを進むと、
先ほどの広場の前へ逆戻り。
今度は、細い路地に入り込み、
建物のトンネルを通過し、
小さな広場を横切って、
グラーベ通りへと出ました。
「買い物して荷物が増えたから、いったんホテルへ戻るんや!」
との白熊二代目お出かけ隊隊長命令により、
ケルントナー通りを歩き、地下鉄に乗りホテルへ戻ります。
ホテルでお出かけ隊一同しばし休憩です。
つづく・・・・・
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